<<    前のページ    |    次のページ    >>
インプレシャニスト(印象派の里)を訪ねて
~ 二つのモネの庭  WEB編 ~

友人に会うために高知を訪れました。美味しいモノへの憧れは旅の醍醐味ですし、お天気の良さそうなところだし、ひょっとしたらクジラウォッチングができるかしら?等々、生まれて初めての四国旅行に浮き立ち、計画を膨らませていました。

「高知の“モネの庭”を見に行きましょうよ。私たちも高知に住んでいながら行ったことがないので、いいでしょ!」

あまり乗り気でない私の様子を見て、「フランス・モネのガーデン管理責任者が指導監修したし、本場フランスの公認の庭として世界で一つだけだそうよ」と甘いささやきをかけます。
6月にフランス・ジヴェルニーの“モネのガーデン”に行くことが決まっているし、二つの庭を見られるこんないいチャンスはない!と思い、うれしい声になって同行をお願いしました。

 高知市から室戸岬方面に向かい車で1時間半ほど走り、岬より少し手前の北川村にこの“モネの庭”がありました。
そこはジヴェルニーのように閑静な村で鳥の声が“ウエルカム”してくれました。
ガーデンは日本の植物も上手にミックスさせて日本にいながらヨーロッパのガーデンの雰囲気を味わうことができます。また、モネの描いた絵も風景に合わせて展示しています。 
浮世絵を愛した クロード モネ。
もし生きていたらこの北川村のガーデンからもまたまた素晴らしい作品をたくさん世界中の人に発信してくれたことでしょう。

=その数週間後=
フランスの”モネのガーデン“は、15年くらい前に佐藤、倉田先生と行ったのが確か最後でした。イタリアンルスカスがこの庭に咲いていることに3人で大変感激したことを今でも覚えています。今回も日本からの友人と出かけました。

ジヴェルニーの村に入った途端に、まるでカーニヴァルでも始まるかのような大勢の人が皆急ぎ足で歩いていました。確か駐車場があったと記憶しているのですが、あまりの人混みで道端の隙間にさっと車を止めて歩き始めました。両側の道端はきれいに塀の外まで花が植えられてカフェやブティーク風のしゃれた店も点在しています。こんなはずではなかったのに・・・
それももう4時を過ぎているのにたくさんの人がいます。庭に入るとこれまた人人人…。モネと同じ心境になってこの地の素晴らしさを味わった記憶が懐かしくなりました。

でも高知にはまだそれが残っています。もう一度早いうちに北川村の”モネの庭“を訪れたい!と強く願いました。きっとモネも私と同じ心境になったことでしょう。

二つのモネの庭を見られたという、ラッキーな体験をした私からの小さなプレゼントです。
素敵なモネの庭を写真で一緒に分かち合いましょう。そして行ってみたいな~。と思う方は是非高知を訪れてください。日本にいる皆様はラッキーですね。私には12時間の飛行時間という試練があります。
お弁当持参で時間をたっぷりとって、ぶらぶら散歩してみてください。モネの心境がきっと味わえることでしょう。

*フラワータイムスに掲載した 
 二つの「モネのガーデン」マルモッタン 
 もお楽しみください。
<<    前のページ    |    次のページ    >>
image1
ジヴェルニーのローズアーチ
image2
{{{{{{ジヴェルニー 花のガーデン
image3
高知の山と太鼓橋